第三番札所 正楽寺 住職 福田寺全亘
昨年二一世紀最初の記念すべき年に中国観音霊場会開創二十周年を迎え、去る九月三十日広島平和公園に於いて、中国普陀山御住職を迎え、日中合同平和記念法要を厳修し、ヒロシマから世界平和を祈願致しました。
 更に十一月十五日に、中華人民共和国、浙江省・南海普陀山に於いて友好姉妹縁組十周年記念事業として紫竹林観音芸術長廊の落慶並びに観音霊場各寺院出仕のもと盛大且つ厳粛に挙行されましたこと誠にご同慶に存じます。今日の霊場会発展と中国普陀山との友好増進にご尽瘁下さいました光徳に対し衷心より感謝と敬意を表するものであります。
 この二十周年を一つの節目として、当霊場が尚一層魅力ある道場として一人でも多くの方に参拝していただくことを願うものです。そのためには、参拝者の方々から掃除が行き届いて気持ちがよかった(清浄)、いいお話を聞かせていただいた(教化)、本当に親切にしていただいた(慈悲)といつもそんな声が聞かれるお寺であってほしいと願うものです。
 さて私事、昨年九月末臨時総会に於いて、諸大徳各位より霊場会五代目会長にご推挙いただきましたが、改めてその責務の重大さを痛感致しております。霊場各寺院、先達会、観音信徒の皆様のご支援ご協力により微力ながらこの重責を果たしてまいる所存でございますのがよろしくご指導ご鞭撻をお願い申し上げご挨拶と致します。
合掌
第二十九番札所 大山寺円流院 住職 大館宏雄
昨年九月に開催された臨時総会において平成十四年度からの中国観音霊場会事務局に就任する事になりました。設立二十周年を記念して修業された中国普陀山での「三十七躰観音像開眼法要」では日本側法要会行事、参拝団の中では事務局という大役を務めさせて頂き、これも次期霊場会事務局として前事務局様の代役を任された訳ですが、代役どころかとまどうばかりで行き届かずご迷惑をおかけいたしました。あらためて事務局の大任を痛感した行事でした。
 さて、このところの世相を見るに、テロ事件に代表される国際状況の悪化、国内では相変わらずの不況・凶悪な犯罪の増加・人間関係の複雑化等ますます混迷の時代に突入して参りました。心の教育を求められてきている今、「人」をつくる指名を与えられた宗教者が課された役割は大変大きなものとなりました。現在の中国観音霊場会の諸事業推進は、この暗い闇を照らす光であり、観音菩薩様の慈光をかかげ、霊場会の教化を広げりことは、真に社会が切望している大事であると考えます。
 もとより浅学非才の身、霊場会の大役を託されその責任の重さを恐れるものでありますが、幸い各位ご法情におすがりして法燈護持に全力を注ぐ覚悟です。何卒今後とも格別のご協力を賜ります様お願い申し上げ就任のご挨拶とさせて頂きます。