宮 原 隆 史 第17番 龍蔵寺住職
中国観音霊場会が創設されて21年。中華人民共和国観音聖地普陀山との友好も確かなものになった21世紀最初の合同法要会所寺院として当山が決まった事は、誠に栄誉のあるものとして山内一同力を合わせてその成功に努力しております。霊場会の中で一番小さな寺故、充分な事は出来ませんが、皆様を心からお迎えしようと頑張っております。
 さて、現在の日本を見ますと、政治は乱れ、経済は破綻寸前、人は皆金や物の為に人を殺し、全く騙しの日本列島となり、それでなくとも少子化の時代に子供は毎日殺され、もう日本の将来はないかのような状況であります。
 正義を行う者は誰一人いないのかと叫びたくなります。国は法律ばかり造り人々を規制します。法律が増えるほどに国民一人一人に人間としての良心がなくなったのかと思えるのです。
 そんな時、本当に一人一人が人間とは、人生とはと真剣に考え、観音さんの説かれる金や物だけでない真の価値づくりに目覚め、浄土と同じ幸福せな国造りをしたいものです。そのシンポジウムもしたかったのですが、残念なことに実現することが出来ませんでした。せめて、お一人お一人にお参りしていただき、大法要に巡りあい、大自然に、あるいは観音さんに抱かれている自分を確かめていただき、目覚め、人間として一生悔いのない幸福せな生活をしていただきたいと念願するものです。今だからこそ、そのような法要でありたいと思います。
 是非とも物心両面での力強い御支援と御協力をお願いいたします。合掌