中華人民共和国の仏教四大聖地・普陀山は12.5平方キロの小さな島ながら、観音様の聖地として、古くから信仰を集めていました。
 日本においても、千年もの昔から観音浄土としてあがめられ、小船に食料と水を積み込み、上から蓋をしてもらって、捨身の船出をする僧俗が後をたちませんでした。
 この観音さまの絶対的聖地、普陀山の開祖が日本人僧・恵鍔大師であるという奇縁は、いやがうえにも普陀山に親しみを覚えずにはおられません。
 永い歴史の遍歴の中で、普陀山は大いに荒廃していましたが、近年猛烈な勢いで復興を遂げており、その象徴が南海観音です。
 南海観音は、33メートルの慈悲深い尊顔の金銅仏で、中国はもとより、東南アジアを中心とした、年間200万人の仏教信者を迎えています。
 当観音霊場会と普陀山との友好流関係は、既に十余年を経過し、この度普陀山からの証として、南海観音を模した3.3メートルの黄銅(真鍮)の観音像が昨年当会に寄贈され、第一番札所である当寺に建立される運びとなりました。願っても得難い千載一偶の法縁で、感激の極みです。
 観音像は普陀山仏教協会会長(国仏教協会副会長兼任)の戒忍法師によって『普陀南海観音』と命名され、開眼法要は、普陀山代表団を招請し、当会札所との日中合同法要にて厳修いたします。
 当日ご参拝の方、先着2千名の方に、普陀山特製の『御守携帯電話ストラップ』を進呈いたします。この法縁にお揃いでお参り頂きますよう、ご案内申し上げます。                        
                       合 掌


第一番札所  金陵山 西大寺住職  坪井全広