新しい世紀には新しい考え方の 
新しい歩みを意欲的に始めよう!


 いよいよ世界は、二〇〇〇年の年の歩みを始めました。歴史を見ましても一つの世界が、或は、制度なりの考え方が行き詰まり飽和状態になり終りを迎える時、即ち、世紀末の状態になると、必ずといっていいほどに とぼけた宗教が顔を出す。そして国民はそんな宗教に入れ込み、狂った状況に堕ちる。シャンとした宗教さえもおかしくなる。昨年はまさにそんな状況でした。狂っている事さえも判断つかない状況でした。
 そこで、私たち既成の仏教で成り立っている中国観音霊場会は、新しい世紀には新しい考え方での歩みを始めようと考えるところです。
 当霊場会も丁度区切りの創設二十周年を迎え、記念事業として次のように提言していきたいのです。
『心』を主体とした仏教が究極の教え!
 ヨーロッパやアメリカを常に手本とした資本主義の社会では、もうどうにもならない。心を主体とした仏教を改めて考え直す事が人類にとって一番大事な事であると、その考えを定めた事は、いうまでもありません。そんな時、日本の仏教の母なる国・中国にその真髄を見ようとする事は、理解出来ることだと思います。
観音聖地普陀山に中国観音霊場設置の夢
 丁度、観音聖地普陀山では、仏教界の大御所で普陀山に於いてはまさに「生き仏」である妙善法師の時代が終り、新しい時代を迎えようとしている。
 その師が最後の力をふりしぼって造られた南海大観音の、一番重要な場所にわが中国観音霊場会三十七寺院の石造観音像と普陀山開祖・日本人留学僧恵鍔大師像を安置できます事は、まさに夢の様な一石であります。それは年間三百六十万人の人々がお参りされる南海大観音の一角に、私達霊場会が世界に向ってアピールする、時代を越えて訴え、啓蒙し続ける掲示板なのです。そんな中から少しずつ世界の人々に、仏教の考える事や今を生きる者として私達が、後世にどんなことを訴え、何を残そうとしているかを表現していけばいい訳です。そんな場が確保されたことは、誠にお目出たく、すばらしい二十周年の事業であるといえるのではないでしょうか。
 足の裏を診断して豪華な殿堂を造り人心を惑わすエセ宗教とは問題にならない「行」であると思われませんか。どうか、各霊場寺院に御縁のある皆様方にも是非とも、小さな一石ではありましょうが、御参加いただき、この事業の完遂に御支援賜ります様よろしくお願い申し上げます。
 参加申込書は各寺院に用意してありますのでお問い合わせください。
中国観音霊場会 創立二十周年記念事業は 十万羽折鶴祈願運動
 又、二十周年の記念イベントにしましても、二〇〇一年に広島県にて『世界平和の祈り』の大イベントを行うつもりです。その為の十万羽折鶴祈願も、六月には各寺にて「いろがみ」を配布する予定です。観音巡拝をしながら、平和を祈念し、折鶴を折って奉納ください。
中国観音霊場会 事務局 第十七番札所 龍蔵寺 宮 原 隆 史