お盆は正式には「盂蘭盆会」といい、語源はサンスクリット語のウランバーナ(激しい苦痛)からきています。お釈迦様の十大弟子の一人、目蓮尊者が神通力によって亡き母を捜したところ、餓鬼道という地獄に落ち、餓えによって苦しんでいるのを見つけました。目蓮尊者はこのことを嘆き、お釈迦様にどうすれば母を救えるかと教えを請うたところ「おまえの母は、我が子を懸命に育てるために目には見えない幾つかの罪を犯してきた。人間誰しも生きるということは同時に罪を重ねるに他ならない。その罪をつぐなうには亡き母に代わり供養をすることだ。もうすぐ夏安居(僧侶の修業期間)が終わるので、その時多くの僧侶に『百味の飲食』の施しをして追善供養をすれば母だけでなく7代前の先祖までも救うことができるだろう」と説かれた。目蓮が教えの通り供養を行うと母は飢餓道の苦しみから脱することが出来たという故事に由来しています。それが盂蘭盆会施餓鬼法要の始まりといわれています。
宗旨や地域によって異なりますが、8月13日を迎え盆といい、家に帰ってこられる御先祖様の霊をもてなすため、施餓鬼棚(精霊棚)を設け、位牌を中心に香炉・燭台・花・果物・野菜・菓子等を、16日の送り盆までお供えし、御先祖様が飢えに苦しまないよう供養してあげてください。 |