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仏教では、人が亡くなって四十九日間、その御霊は仏になるために最期の修行の旅に出ます。四十九日をもって仏となる(成仏)の です。ですから、葬儀から四十九日迄は御霊に供えるために『御霊前』、それ以降は仏となられた御霊に供えるという意味を込めて『御仏前』とするのが一般的です。 また『香典』は、死者に「香」をお供えする代わりに金銭を差し出すという意味がありました。昔から、葬儀には色々と費用がかかるため、地域の人が助け合う目的で米や食物などをお供えし香典としました。香典の『典』は本来は尊い書物(仏典など)の意味があり、香奠の『奠』の字は神仏に物を供え、祀るという意味があります。 大切なことは、作法とは心があって初めて意味を成すものです。迷いを払い、心を落ち着けて供えることが最も大切なことなのです。 亡き御霊(みたま)を送る私たちが、その作法等で迷ってしまっては、送られる方も困ってしまいます。迷いながらの作法をしてはいけません。 |
| ◎回答者/第十七番札所 龍蔵寺 副住職 宮原大地 |
