お寺にお参りする場合、作法、心得ておきたいことはありますか? 
                  (豊田郡 会社員25才)   


 今年の2月中旬の寒い日、本堂でお参りし線香を立て、手を合わせる女の子の姿がありました。声は掛けずそっとしておき、その場を離れました。
 私の用事も済み、本堂を覗いてみると女の子は参考書・ノートを出して受験勉強の最中でした。
 お寺に行けば自然と心の水も澄み、静寂な環境で過ごせる所との思いからでしょう。
 道元禅師のお歌にも「にごりなき心の水にすむ月は 波もくだけて光とぞなる」とあります。
 今回の質問である作法・心得についてですが、こだわることは無いと思います。要はしっかりと仏様のお顔を見てお話をするように合掌をし、静かに坐って読経をなさることをお薦めします。人と話をする時は、相手の目を見て会話をしなさいと言われますよね。
 しかし寺院によって、秘仏であったり、法被等があったりで直接に見えない場合があるかもしれません。そんな時は心静かに手を合わせ目を閉じて瞑想すると、仏様が傍にいるような気がすることでしょう。
 「右ほとけ 左はわれと合わす手の中にゆかしき 南無のひとこえ」
 宗派によっていろいろな作法があると思いますので詳しくは菩提寺、札所のお寺様にお聞きになるか巡拝必携『ザ・観音』をご覧ください。



回答者/第11番札所 向上寺住職 小早川憲章