困って困って助けを求め、神仏にお願いをし、何とか助かり、その場その時が過ぎれば後は感謝も御礼の言葉もない誠に自分勝手な人がいる。助かった時、線香一本でも持って御礼参りしたら、もっと神仏の御加護もあるだろうにと常々思う。何より、自分の心に感謝の心が満ち溢れ、心豊かに生活出来るはずなのに。その心豊かな生活がまたいい事を運んでくれる。その心豊かな生活がまたいい事を呼び、世の中うまくいくのが解るはず。なのに御礼や感謝の心もなく、不平ばかりの毎日だとしたら、いい事は起こるはずもない。 
 心貧しい人と心豊かな人との違いは、決して、莫大な財産を持っていたり、高価な家に住んでいるからでも、溢れるほど知識があるからでもない。それは自然を理解し、人の心に安らぎを与え、感謝する心を持っている人である。



第十七番札所(山口県山口市)
    瀧塔山 龍蔵寺