NO.10
| 第七番札所(岡山県倉敷市) 補陀落山 円通寺 |
| 円通寺の愛宕様 |
| 愛宕社は、火神=雷神が御神体といわれ、阿多古神社、愛宕権現とも称せられます。 祭神は軻遇槌命(かぐつちのみこと)、火産霊尊(ひほこほでみのみこと)として蹈鞴(たたら)、竈の守護神とされ、本地垂迹説では、愛宕大権現の本地佛は勝軍地蔵尊とされています。縁起には役行者、霊遍上人共に愛宕山に入る、雷雲甚だしく上る事能はず、困って両人持念するに、天俄に晴れ、地蔵、竜樹、富楼那、毘沙門、愛染明王の五仏と、天笠、唐、日の諸善神その眷属を率い現れ、仏の付属を受けて、この山を領し広く群生を利益する由を告ぐ、とあります。 円通寺は、玉島の街を一望し備中一円、備讃瀬戸と四方に眺望が開けています。ここに三世蔵山良機和尚は、生国京都の愛宕より祭神を勧請し、鎮守愛宕社として祀られました。時に享保九年(一七四二)のことであります。 このとき法力優れた和尚は、荒れ狂う雷神を折り鎮め、山頂の巨岩で雷神を封じ込めたと伝えられています。これが結界された巨岩です。 火除けの神として「火廼要慎」(ひのようじん)の礼をさずかるのが恒例ですが、七月三十一日の夜は千日詣りの功徳があると言われています。古来より、必勝祈願、開運招福、大願成就の仏様として広く信仰されています。毎月の縁日は十八日観音様の日に円通寺の本堂でお勧めします。 新しい世紀には、円通寺の山頂から愛宕様のご利益と、大地、宇宙のエネルギーをいっぱいうけて、希望あふれる二十一世紀として頂きたいと願っています。 |
![]()
| 第三十一番札所(鳥取県三朝町) 三徳山 三佛寺 |
| 国宝投入堂 郵便切手(80円)全国発売 |
| 【国宝・投入堂の寺】として知られている三徳山三佛寺は、慶運三年(七〇六)今を距る一三〇〇年、役の行者・神変大菩薩により開山された天台修験道の道場です。又、福徳・智徳・寿徳の三徳のご利益があり、“厄払い”のご祈祷の寺として信仰されています。 本堂より奥院までは、山岳修験の行場であり『かずら坂』や『クサリ坂』『牛の背・馬の背』の難所があり道中に多くの御堂が点在している。奥院の『投入堂』は鳥取県唯一の国宝建造物であり、平安時代の創建と伝わっています。 百数十メートルの断崖絶壁に総ヒノキ・舞台造りの優雅なこの御堂は、不思議建築とも云われ役の行者の法力によって投げ入れて建てられたと伝わっていることから、『投入堂』と呼ばれるようになりました。 全山史跡名勝・全国森林浴百選の山に指定されており、平成十八年(二〇〇六)には、開山一三〇〇年祭をむかえます。又世界文化遺産登録をめざし運動のさなか、この度“ふるさと切手”として『投入堂』の郵便切手が発行となりました。 |
![]()
| 特別霊場札所(広島県尾道市) 摩尼山 総持院 西國寺 |
| 『西國第一の寺』 |
| 西國寺は天平年間行基菩薩の開創になる。度々の罹災も平安時代は白河天皇より、昭和元年には花園天皇より綸旨を受け、法燈は高く輝き宏壮な伽藍は西國一の規模を有し西國寺と名付けられている。 現在観光尾道のシンボル大草履の仁王門、百八の石段上に金堂、三重塔、大師堂、不動堂、持佛堂、本坊等の塔堂が並び、眼下の尾道水道の風景と共に素晴らしい輪奐の美を観せている。 黎明より百度を踏む人々、大師信仰で一日が始まる人々、日々の不動護摩に心願を熱祷する人々、西國寺は年中多くの善男善女を迎えている。 |
![]()
| 第二十二番札所(島根県浜田市) 亀甲山 多陀寺 |
| 石見神楽 |
| 石見神楽の起源は不明ですが、江戸時代までは神職による神事であったものが、明治維新後土地の人々に受け継がれ、さらに民衆の新しい感覚が加わり民俗芸能として舞われています。 その調子やリズムは、石見人の気性そのまま。演目は有名な「大蛇」をはじめ三十数種にのぼり日本全国はもとより世界各国で上演されています。地元では例祭への奉納はもとより、各種の催事・祝事の場に欠くことのできない広く誇れる郷土芸能となっています。 |
![]()
| 第十六番札所(山口県山口市) 正宗山 洞春寺 |
| 『子ども座禅会』 |
| 洞春寺の境内には、児童養護施設山口育児院があります。この夏も子ども達の希望により、地域の子ども達も誘っての座禅研修会を開催いたしました。 山口育児院は洞春寺十九世住職荒川道隆師によって明治三十七年(一九〇四)三月十五日に日露戦争の戦災孤児救済の為に創設されました。二十一世先代高山泰巖老漢によって新築された院舎も老朽化し、平成十六年に百周年を迎えるに当り、院舎の新築をする事になりました。 これは大変な事業ではありますが、不登校・虐待等、これらの問題を抱えた子ども達が増え、大きな社会問題となっている今日、正に社会の要請に答えるべき時であると考えております。 今後も、この座禅研修会を行いますので多くのご参加をお待ちしております。 |