NO.25



第二十八番札所(島根県安来市) 瑞光山  清水寺


清水寺仏教文化講座
 世界がますます狭くなり、多種多様な民族、宗教が同居して暮らさなければならなくなった今日、私たちに求められるものは、他を理解し、他を認めることの出来る智慧であります。そのためには先ず私達自身の中に流れている宗教やその宗教から生まれた伝統文化をより正しく、より深く知り理解することが求められます。
 当山では故中村元博士が設立された東方学院の全面協力を得て、昨年から仏教文化講座を開講しています。
 本年は「神と仏のコラボレーション」をメインテーマに東方学院長 前田専學博士に「ラフカディオハーンと神道」、東方学院講師 水上文義先生には「神と仏の出会い−神仏習合思想−」の題で、講義頂きました。
 尚、昨年度の前田専學博士による「ラフカゼヨハンと仏教」と釈悟震先生による「仏教と人間その神髄を求めて」の講演録がございます。ご希望される方は当山までご連絡下さい。
           
清水寺 TEL(0854)−22−2151
               FAX(0854)−22−2107


第十六番札所(山口県山口市) 正宗山 洞春寺


開帳法要厳修

 昨年十月三日、当山の観音堂(室町期国指定重要文化財)の開帳法要を建仁寺派管長猊下のご導師により厳修致しました。また、この日には、先代高山泰巖住職の七回忌、先々代中村泰祐住職の五十回忌も南禅寺派管長猊下のご導師により合わせて厳修致しました。
 先代高山住職は中国観音霊場会の立ち上げに大変ご尽力され、また先々代中村泰祐住職は「観音」よりヒントを得て「キャノン」(カメラ)を命名された方であります。この度の法要には、両住職の法縁、約三百名の出席があり、本当に沢山の方々に観音さんとのご縁を結んで頂きました。
 これからは、毎年八月十日に開帳いたしますので、是非お参り下さい。


第九番札所(広島県尾道市) 転法輪山 大乗律院 浄土寺

陣幕久五郎奉納
 「廻し石」

 本堂前左手に、ひとかかえ程の丸い石があります。これは相撲の十二代横綱であった陣幕久五郎が奉納した、廻し石別名願掛け石です。
 陣幕は出雲の出身ですが、尾道に縁があって養子となり、さらに相撲で出世し、十二代横綱になりました。信仰厚く尾道の寺々に寄進をしています。この廻し石は、目の不自由な人のために、石を廻して願を掛ける事ができるように石が廻ります。
 石工さんが大変活躍した尾道には、多くの石造美術が町のいたる所にありますが、この廻し石はユニークな信仰の証しとして親しまれています。ご参拝の節は是非心を込めて廻してみて下さい。


第二番札所(岡山県邑久郡) 上寺山 餘慶寺


写 経 会
 餘慶寺では昔、如法経会と呼ばれる写経法要を行っていました。
 大正時代の記録を見ると毎年7月17日から21日間にわたる大法要で、写経をするために今日は水を汲む日、今日は紙を用意する日と手間をかけて用意をしたようです。
 また写経以外にも版木の経文を刷って配ったり、花を摘んで本尊に供えたり、檀信徒の過去帳を読み上げたりと、いろいろな行事が行われていたようです。
 現在、餘慶寺では毎年7月16日から3日間写経会を開催しています。毎朝5時から、すがすがしい空気の中、心をこめて般若心経を写経します。境内の蓮も見頃を迎える時期ですので、ぜひご参加下さい。

  日時   平成17年7月16日〜18日
  会場   餘慶寺 本堂
  志納金  3,000円(3日分)
  用具   小筆または筆ペン
  申込先  上寺山各院または納経所16日と17日は午前9時〜午後3時       の日中も写経ができます。
      


第十七番札所(山口県山口市)  滝塔山  龍蔵寺

普陀山観音聖地参拝について
 初めて私が普陀山へお参りしたのは1990年であった。第一番札所の西大寺さんと内モンゴルの文殊菩薩聖地五台山へお参りし、「観音さんの聖地普陀山」との姉妹提携が出来たらなぁと考えていた。そんな二人の希望を実現する為に、同行していたオフィス華林の林社長にすぐアポイントメントをとって欲しいとお願いしたところ早速に願いが叶い、当時、普陀山全寺院中国仏教教会会長であった妙善法師との面会が出来た。三人で色々と話をしながら、同じ中国の霊場という事でたちまち話がまとまった。しかも、この普陀山の開山が日本の留学僧恵鍔大師という話を聞くと、もう放ってはおけないのである。丁度その頃、私達青年部としてこの中国観音霊場は何で出来たのか、その創設の理由が明らかでないという質問も多く受けていた為、そうだ、この霊場に普陀山開祖恵鍔大師をお迎えし、おまつりする事でその理由が出来たと、早速に姉妹提携し約150人の人達と僧恵鍔の記念像を順次背中に背負って帰った訳である。以来、友好提携の団参を毎年行い、併せて合同法要も随時行ってきた。とにかく、この中国観音霊場は他霊場の追随を辞さない普陀山との強い関わりを持っているという事を皆様にも知っておいて欲しい。