NO.30



特別霊場(山口県平生町) 神峰山 用明院 般若寺


鎮守跡地整備が成る
 昨年十一月に明治の廃仏毀釈で打ち壊された鎮守妙見社の鳥居の欠損部分が境内地より発見され、百数十年ぶりに跡地に復元がなされました。
 また、本年十一月にはその鎮守跡地に空いた穴の埋め戻し工事を無事に終了する事が出来、又一つ本来の姿に戻す事が出来ました。
 この地は、明治までは当山の鎮守である妙見菩薩さまが御祀りしてありましたが、明治政府の意向により現在の場所に移転し、それまでにあった社は破壊され空き地となっていました。 
 妙見菩薩さまは北極星を御神体とする航海上の目印、又は厄除けの「星祭り」のご本尊様で人の世の道標として礼拝される仏様です。当山では観音堂と並び建てられる事により、共に地域をお守りするようお祀りされていたようです。
 いずれこの場所に妙見社の再興を切望していますが、先ずは鎮守の聖地が本来の姿に戻った事で今まで以上に参拝者の方々を、そして近隣地域を明るく照らし導いて頂けると寺内一同喜んでおります。
 般若寺ご参拝の有縁の皆様にも、共にこの慶事をお喜び頂きたくお知らせする次第です。


第十三番札所(広島県広島市) 龍泉山 三瀧寺

 明年は亥年、それで思い出すのは今から十二年前、一巡前の亥歳のお正月のことである。境内に親子連れの猪が三頭現れた。亥歳の正月に猪が出るとは吉兆に違いないと思ったが、豈図からんや、それは猪と人間との闘いの幕開けであった。
 一晩で苔庭は耕作された畑となり、百合などの山野草は咲く直前に根を食べられて、花を見ることはなく、崖の上に鎮座する石仏が転落することも数度、夜な夜な出没する猪を警備する犬も、精根尽き果てるという有様となった。
 寺の境内であるから殺生は出来ず、万策を施せども効果はなく、勿論猪に向かって説教しても、人間と同じく聞く耳持たずである。
 自然と共存することの難しさを痛感しつつ、四季絶えることなく和花を咲かすために、山野草を植える昨今である。

            


第二十五番札所(島根県出雲市)浮浪山 一乗院  鰐淵寺

「出雲國浮浪山鰐淵寺」の刊行について

 鰐淵寺は推古二年(594)に智春上人が開創した古寺である。平成五年はこの年から壱千四百年にあたり、その記念事業を種々考えられたが、当寺は山陰の古刹として全国的には知られていても、地元島根出雲には意外にもあまり知られていない事がわかった。その原因は多々あるが、当寺の価値の重要性を平易に的確に示した書が刊行されていない事にも原因があることが示され、実行に移されたのが平成三年一月であった。事業は困難を極めたが、平成九年六月諸先生の努力により陽の目を見る事ができ、以来十年この書の価値はやっと認められた。
 残部は少なくなりましたが、どうしても手に入れたい方があれば文書で問合せ下されば、定価、送料等お知らせ申し上げます。


第七番札所(岡山県倉敷市) 補陀洛山 円通寺


一月六日 良寛忌法要
 良寛和尚が師の国仙和尚に随従し、安永八年(1779)に当山へ入山致しました。以来、十数年間を修行に専念したと伝えられています。一衣一鉢の遊行僧として愚直に生きた良寛和尚の生涯は万葉古今調の和歌千三百余集を読み、詩偈一千余書を後世に残しています。
 現在、当山には十数点の良寛和尚の書を蔵し、境内には聖良寛菩薩像、詩碑、てまり歌碑、辞世歌碑などがあります。

 一月六日、良寛忌法要大茶会は全国から多くの茶人が訪れます。どうぞ皆様、お誘い合わせの上、ご参拝下さいませ。
      


第六番札所(岡山県倉敷市) 由加山 蓮台寺
平成十八年 由加の地に日本最大の不動明王ご出現
 十二月二日、由加山蓮台寺に日本最大級(7,59m)である木彫坐像の「厄除不動明王」が入仏されました。
 来年、平成十九年はご本尊十一面観世音菩薩、九十九年ぶりのご開扉を十一月四日より十一月十五日まで行います。
 この記念すべき年の元旦より厳修致します「新春大祈祷会」にご参詣いただき、一年の無事息災をご祈念下さい。