寺院紹介
第十七番札所真言宗御室派

自然と人の優しさと仏の心にふれる寺
御詠歌
ふだらくや なちのおやまを うつしおき のちのよまでも おつるたきつせ
- 御本尊
- 馬頭観世音菩薩・阿弥陀如来
- 開山・創建
- 役ノ行者小角・文武2年(698年)
- 代表的寺宝
- 胎蔵界大日如来像(国重文)、鎗金四天王図扉絵(国重文)十一面千手観音菩薩(県重文)、不動明王立像・毘沙門天立像(市重文)伝画聖雪舟作絵馬、雲谷等顔作33頭の絵馬
寺院からのお知らせ
四季折々の風情を見せる古刹
龍蔵寺の創建は、奈良時代の文武2年(698年)神変大菩薩(しんぺんだいぼさつ)と崇められていた僧・役(えん)ノ行者小角(おづぬ)が豊後の彦山から飛来し、岩窟に熊野大権現を勧請(かんじょう)して秘法の護摩供を厳修したと寺縁起は伝える。その後、天平13年(741年)行基菩薩がこの霊窟に留錫(りゅうしゃく)し、草庵を結び自ら千手観音を謹刻(きんこく)し『龍蔵寺』と称したという。 この千手観音、一説に琳聖太子が百済(くだら)より請来したものを、大内氏30代義興(よしおき)が寄進した俗に言う大唐仏とも伝える。他に合祀仏も多く、いずれも鎌倉期の秀作であり大内文化の栄華の光芒を見る。 本堂本尊は阿弥陀如来であるが、客仏として重文大日如来坐像がある。これは吉敷領主であった頃の佐々木四郎高鋼が自ら刻したとも伝える。 観音堂の本尊は馬頭観音で、牛馬の観音として古来より名高く、堂内には伝・画聖雪舟筆の絵馬額があり、それにまつわる伝説もあり。また雪舟派4世・雲谷等顔筆と伝える33頭の大絵馬もあり、屈指の絵馬寺でもある。 滝壷に落ちる水音から鼓の滝と名付けられた三段の滝、その飛雫が植令1000年という大銀杏を育む。
ご本尊・馬頭観世音菩薩(観音堂)
滝壷に落ちる水音から鼓の滝と名付けられた3段の滝
本堂
年間行事(2022年)
- 1月 正月三ヶ日
- 初詣、初護摩供
- 1月 18日
- 初観音
- 2月 第2日曜
- 春の観音祭り・柴燈護摩供
- 4月 下旬~5月上旬
- ぼたん祭り
- 8月 13日
- お盆動物供養祭
- 8月 16日 夜
- 万燈会
- 11月 22日
- 動物供養大祭
- 12月 18日
- 納め観音
- 12月 下旬~2月下旬
- 冬牡丹
- 12月 31日
- 除夜の鐘
月例行事
- 毎月 28日
- 不動明王縁日護摩供
- 毎月 第3日曜
- 動物供養祭(4月、11月は第2日曜)
巡礼ガイド
- 住所
- 〒753-0811山口県山口市吉敷1750
- TEL
- 083-924-1357
- FAX
- 083-928-0780
- 拝観納経
- 8:00~17:00
- 拝観料
- 200円
- 駐車場
- 60台(無料)
交通アクセス
お車でのアクセス
車/山陽自動車道・小郡ICから、約15分
電車でのアクセス
電車/JR山口線・湯田温泉駅からタクシーで約10分 JR山陽新幹線・小郡駅からタクシーで約30分